顧客志向は間違っている? | ★プランナーズノート★

顧客志向は間違っている?

一冊の本をとことん理解することは非常に重要だと考えています。
自分の理解を深めると同時に、皆様にもお伝えしたいと思い、
数回に分けて本書をレビューしていきたいと思います。

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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マーケティングの3C、4P、7SやらCRMといった手法は氾濫し、顧客
はもはや広告を無邪気に読むことは無く、その後ろにあるものを見て
取り、広告主が何を企んでいるのかを探るのです。宣伝の裏に隠され
ている宣伝に気づいているのです。

市場において差別化するためには、それらの手法をさらに越えた何か
が必要だと筆者は考えています。そして「消費者に物を売ることであ
り、それ以上でもそれ以下でもない」
という至極当然のマーケティン
グの原点に立ち返る事でその答えは見えてくると考えています。

そうです。モダンマーケティングが台頭するもっと前の時代。
マーケティングがもっとエキサイティングでマーケターの手腕がもの
をいった時代。

市場の誰よりも目立ち、顧客をとことん魅了することに重点が置かれ
ていた時代にです。

「お客様は神様」とばかりに媚びへつらい、全てを受け入れるという
曲がった「顧客志向」からは強いマーケティングは産まれません。
マーケティングは売ることです。つまり、そんなやり方では売れない
と筆者は言っているのです。

顧客と一夫一婦制で一生涯の関係を!
なんて実現するわけが無いのです。顧客はもっとしたたかで、もっと
知識が豊富で企業なんかと型のはまった関係を望んでいるとは思えな
いですよね?

じゃあ、どうすればいいのか?
その答えはまた明日!