【テクニック1】トリック:真実を誇張した仕掛けで売る | ★プランナーズノート★

【テクニック1】トリック:真実を誇張した仕掛けで売る

一冊の本をとことん理解することは非常に重要だと考えています。
自分の理解を深めると同時に、皆様にもお伝えしたいと思い、
数回に分けて本書をレビューしていきたいと思います。

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タイトル:ポストモダンマーケティング著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■テクニック1
 トリック:真実を誇張した仕掛けで売る

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賃貸住宅を借りた経験のある方は多いと思います。営業マンはどのよう
な売り方をしますか?彼らは決して焦って契約を取ろうとはしません。
「非常に人気のあるマンション」で「すでにキャンセル待ちがいる」と
説明します。顧客に対し、そのマンションが手に入りにくそうと思わせ
れば思わせるほど、彼らは有利に販売することが出きるのです。

誇張のテクニックの成功の鍵は、広告宣伝費の規模や経費の大小には
関係ありません。顧客が騙された結果に何があるのか?にかかってい
ます。

人間というのは、騙されるのが好きだということを理解しなければなり
ません。ただ、騙された人が「あちゃ~。だまされた!」とペテンを面
白く味わうことができるような楽しいユーモアが見返りとして存在して
いなければならないことを留意しておく必要があります。

ただ騙されただけでは、顧客は「面白い」から「騙された」へ。そして、
「忘れられない」から「許せない」とすぐに変貌していきます。
諸刃の剣といえますね。