【テクニック3】増幅:ウワサになっていることをウワサにして売る | ★プランナーズノート★

【テクニック3】増幅:ウワサになっていることをウワサにして売る

一冊の本をとことん理解することは非常に重要だと考えています。
自分の理解を深めると同時に、皆様にもお伝えしたいと思い、
数回に分けて本書をレビューしていきたいと思います。

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■テクニック3
 増幅:ウワサになっていることをウワサにして売る
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現在の混沌とした状況において、その他大勢から目立つにはどうしたら
いいか?その答えは「人より大声を出す」。つまり、増幅することです。

よく言われる伝染(viral)やクチコミ(buzz)は人々にその商品やサービ
スについて大きな声で話させることを目的としています。ここで言う大き
な声というのは、リアルに声がでかい!ということではないんです。影響
力の大きさであり浸透力の大きさなのです。


増幅というのは、さらにその伝染やクチコミが発生していることをさらに
話題にするという考え方です。

この増幅が得意だと考えられるのはlivedoorの堀江社長でしょう。
球団買収や本の執筆、TVへの出演といった一連の活動は、ウワサを増幅
させると同時に、社内スタッフへのやる気を鼓舞することにも成功して
いると考えられます。

注目を集めるには乱暴で無法な行動を取るのが一番です。
「今度はちょっといきすぎだよね!?」って人々に会話をさせ、
「なんておぞましいことを!」と顔を覆わせるのです。
だけど、顧客は指の間からちゃんと見ています。
「スマート」であるより「クール」である方が、売れるというのが
事実なのです。