マーケティングの4Pと4C (2) | ★プランナーズノート★

マーケティングの4Pと4C (2)

4Pの要素と4Cとの関係性を見ていってみましょう。

●Product(製品戦略)
品質、ラインナップ、ブランド名、サービス、保証体制、
パッケージデザインといったものがあります。
近年ではパッケージ(Packaging)を切り離して5Pとする場合もあります。
商品パッケージというのは商品を引き立たせ、魅力的に見せる、
消費者が購買を決定するその瞬間に触れるものですから、
大切な要素となります。
 →Customer Value(価値)

●Price(価格戦略)
標準価格、割引、値引き、支払期限、信用取引条件
といった要素があります。
ここでは、企業側としてはどのくらいの価格設定をすれば、
ブランドイメージを壊さないか?たくさんの方に買っていただきたい。
というところのバランスで考えるべきポイントです。
 →Cost(コスト)

●Place(流通戦略)
チャネル、流通範囲、品揃え、場所、在庫、輸送、といった要素があります。
どのような流通経路を使ってお客様に商品を届けるのが最適か?
BtoCの場合はアスクルなんかがおもいあたります。
BtoBの場合はセブンイレブンなどがすごいのでしょうね。
ブランド商品を扱っている場合は、注意が必要で、
流通しすぎるとブランド価値は下がっていきます。
流通は時には制限することも必要なのです。
 →Convenience(利便性)

●Promotion(プロモーション戦略)
広報(PR)、広告(AD)、販売促進(SP)、人的販売といった要素があります。
プロモーションというとどうしてもPUSHの印象がありますが、
近年では口コミなどに代表されるコミュニケーションを重要視することも
多くなってきました。
 →Communication(コミュニケーション)

これらのマーケティングの4Pという考え方は、
「マーケティングミックス」という名前がつけられています。
PromotionだけやPriceだけでなく、全ての要素が複合的に
関連しあって顧客への価値を提供するという考え方です。

そしてそのそれぞれの要素に対して、
コインの裏表のように顧客の視点で捉えなおしたものが
マーケティングの4Cと言われているものです。

物を売るということは、企業が売りたい価値と、
顧客が望んでいる価値のバランスであることがよくわかります。





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