マーケティングリサーチの留意点(3) | ★プランナーズノート★

マーケティングリサーチの留意点(3)

「お客様のことを正しくそして深く理解することは
 あらゆる企業の売上に直結する重要な活動であること」


が本ブログをはじめてから一貫してお伝えしてきていること
です。

今回は、先日お伝えしたマーケティングリサーチをする際の
留意点をもう少し詳しくお伝えします。


■マーケティングリサーチの留意点
3.誰でも手に入る2次データ(人口統計など)は徹底的に活用し、
  準備に時間をかける。
  2次データとはあらかじめ公共機関やコンサルティング会社が調査をし
  て公に開示しているオープンデータのことです。業界紙などにも掲載さ
  れている場合がありますし、インターネットなどで検索しても探すこと
  が出来ます。また、国会図書館などに行けばかなりの資料を得ることが
  できます。これらをまず徹底的に探して業界全体の流れや定説を知るこ
  とがとても大切になります。既知のことを調べたって意味が無いですか
  らね。また1回目の調査の精度アップにも効果的です。

4.調査結果には、必然的に自分の思い込みが入ることを十分に留意する。
  調査で得たデータをグラフなどにして単純集計をするまでは誰がやって
  も同じです。ただ、そこから先、そのデータを見て、分析する視点やそ
  のグラフから読み取ることについては、人によって大きく違います。分
  析をする際には、「このグラフをニュートラルな立場で見たら何が言え
  るのか?」、「このグラフを自分なりに解釈するならどうなるか?」と
  いった双方向からの出来る限り客観的な解釈が必要になります。

5.足を使って調査する。
 (簡単な方と大変な方が合った場合は大変な方を選択した方がいい)

  私たちマーケターは得てして、定性的な調査を嫌う傾向があります。イ
  ンタビューや行動観察を実施して、その結果から調査レポートをまとめ
  、解釈をしていくのは時間のかかる作業です。しかし、皆が面倒がる作
  業をするとしないとでは、その後の解釈の深さに差が出てきます。私た
  ちマーケターの知りたいのは、身近で手軽に収集できるデータから平坦
  な物事を見たいわけでは無いのです。競合の企業も知らなかった、顧客
  のクリティカルな心理であり、課題の発見をしたいのです。それは、霧
  の中を手探りで宝探しに出て行くような感覚です。


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