★プランナーズノート★ -4ページ目

ポストモダンマーケティングのまとめ

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■まとめ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

いかがだったでしょうか?
「ポストモダンマーケティング」を長期にわたりレビューしてき
ました。本書は僕にとってそれ程に衝撃的で、興味深いものだっ
たのです。

顧客は「待たなくていいものは欲しくない」というニューエコノ
ミーの象徴的な購買動機があることが理解できたと思います。
また、昔より「騙されるのが好きである」こと。この2点が理解
いただければ十分に僕のお伝えしたかったことが伝わったと思い
ます。

つまり、物があふれかえっている今、
不足していることがまさに不足しているということなのです。


スティーブン・ブラウン氏の提唱しているTEASEですが、普遍的な
万能薬ではありません。そして、そんなものどこにもないことを
すばらしい説得力を持って示しています。

近年では、CRMとかERPとかあたかも普遍的な真理であるかのような
システムが横行していますが、そこに寄りかかり、それがマーケテ
ィングだと勘違いしないように気をつけなければいけませんね。
それらのシステムはひとつのツールです。マーケティングの前に出
てきてはいけないものなのです。

普遍的なものはなく、みんなが模索している。そして本書のように
過去に立ち返り、そこから解を導き出すやり方もあるでしょう。

ただ、盲信するのはいけません。

ひとつとして同じやり方なんてなく、その場合に応じて柔らかく
変化するべき物です。だからマーケティングは面白い。

本書を実際にお読みになった人の理解の深耕に。お読みになられ
ていない人にとっては、ナナメ読みをしたのと同等の情報をご提
供できていれば幸いです。



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誘惑のプロセス(4):止めを刺すために襲う

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■誘惑のプロセス(4):止めを刺すために襲う
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ここまでくれば、意中のあの子(ターゲット)はもうあなたの
魅力にメロメロ?です。

そして、今まさにあなた(企業)に降伏しようとしているその
瞬間が戦略的撤退のタイミングです。


男女間に例えるなら、お互いの愛がピークに達そうとしている
その瞬間、あなたは一歩引いてみるべきなのです。

あなたのコミットメントを聞き、安心しきっていたあの子は
驚き、あなたを追うようになります。

ここでお気づきだと思うのですが、完全に立場が逆転しました
ね。あなたが追われる番になりました。つまり売り手が有利に
なったのです。

あとは、相手が降伏しようとした時に一歩引く。このプロセスを
繰り返すことによってターゲット顧客はどんどんあなたを追って
くるようになるのです。



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誘惑のプロセス(3):効果を深める

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■誘惑のプロセス(3):効果を深める
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

意中のあの子(ターゲット)は、まだ混乱の中にいて、あなた
に関心はあるけれど深い深い混乱の中で戸惑いどうしたらいい
か良くわからない状態にいます。

男女関係に例えると、「あなたの気持ちが良くわからない」
という不安な状態です。

そこで、あなたは自身のコミットメントを宣言します。
不滅の愛の宣言であり、最高の売り口上で企業姿勢を
伝えることです。

このプロセスにより、「もしかしたら・・・あの人・・・」という
全ての反対的感情を圧倒することができるのです。

ちょっとキザかな?と思うくらい大胆にコミットメントすること
が非常に効果的です。



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ランキングサイト登録しました。

僕はもともとlivedoorブログを使っていたのですが、
アメブロの機能に不満な点があります。

それが拡張性の低さであり、
MyBlogListなどのリンク機能を容易に追加できない点です。

アメブロでは「読者登録」という機能で、
アメブロ内のブログにリンクをはれるのですが、
左下の表記を見ていただいてもおわかりの通り、
ブログのIDそのままが出てきます。
これでは、気になるブログをリンクしても何がなんだかさっぱり
わかりません。。

当然、せっかく読者登録してくださった方に
わかりやすく更新を告知することができないです。


また、せっかくブログを作るなら、
いろんな人に読んでもらいたい。

そういった至極当たり前の欲求もなかなかかなえにくいというのが
現状です。

アメブロには標準でランキング用にアクセス解析がついているのですが、
最近では80/日くらいのアクセス数です。
これは、ページビューかユニークアクセスかもさっぱりわかりません。

そこで今回、集客のひとつの手段として、
ランキングサイトに登録しました。
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誘惑のプロセス(2):快楽と混乱を創造する

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■誘惑のプロセス(2):快楽と混乱を創造する
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

関心を持ってもらえたら、仄めかし、曖昧さを持ったまま、
すばらしいことがやってくるという暗示によって、その魅力
をより一層引き立てるように仕掛けていきましょう。

●サスペンス的な何か
 ↓
●驚き!
 ↓
●中断


このプロセスの繰り返しです。男女関係に置き換えると、
意中のあの子に、「興味のあるそぶり」と「その他大勢と同
等の扱い」
を繰り返し行い、焦らし、相手の気持ちを混乱さ
せるというプロセスです。

このプロセスが成功すると、意中のあの子はあなたにとても
関心を持ち、特別視するようになっています。

誘惑のプロセス(1):関心と欲望を引き起こす

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■誘惑のプロセス(1):関心と欲望を引き起こす
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

誰かを誘惑しようと思った場合、まずすることは何だろうか?
獲物(ターゲット)を定め、その人をよく観察することだ。
その獲物のことをよく研究し、自分のどんな魅力に敏感に
反応するのかを知ることだ何よりも大切な第一歩だ。
この点において、顧客理解(顧客のことを知ること)は非常に
有効なプロセスであることが理解いただけると思う。
 ※過去の記事をご覧ください。
http://seig.gozaru.jp/note2.htm

獲物事をよく理解したら「間接的に」アプローチすることを
お勧めします。よく、「◎◎ちゃんが気になるって言ってたよ!」
って同級生の他の子に言われたら気になって・・・って経験がある
と思います。
特に対企業になるとアプローチが直接的であればあるほど顧客には
露骨に写ってしまい、敬遠されてしまいます。


また、獲物に関心を持ってもらうには、「タフでいてソフト」、
「粗雑なくせに詩的」、「情熱的で冷静」など、いくつかの
矛盾をはらませているのがいいでしょう。

誘惑のプロセス

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■誘惑のプロセス

本書で言いたかったことは、売り手が買い手に媚びへつらう
ことは良くないということ。成功している企業は、顧客を魅
了しとりこにして優位に商売をしているという事実です。

顧客を魅了する為のプロセスというのは、あなたが異性を誘惑
する時のプロセスに似ています。(え?しませんか?)
そういった意味で、人対人の誘惑のプロセスを押さえておく事
は、商売をする上では非常に有益であると考えられます。

誘惑のプロセスは4つです。
 1)関心と欲望を引き起こす
 2)快楽と混乱を創造する
 3)効果を深める
 4)止めを刺すために(そっと忍び寄って)襲う


このプロセスを理解することは非常に重要ですので、
例のごとくもう少し詳しく見ていってみましょう。

【テクニック5】エンターテイメント:想像を超えた驚きと変化の素早さで売る

一冊の本をとことん理解することは非常に重要だと考えています。
自分の理解を深めると同時に、皆様にもお伝えしたいと思い、
数回に分けて本書をレビューしていきたいと思います。

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■テクニック5
 エンターテイメント:想像を超えた驚きと変化の素早さで売る
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現代のエンターテイメント複合施設をうろうろしても、何かが欠けて
いる。痺れるような興奮とか、情熱とかが欠如していることに気づく。

エンターテイメントの世界で力のあるのはラスベガスでしょう。
ラスベガスはずうずうしい販売、金を無駄遣いする販促、誇張された
広告コピーを重んじる、未加工、生のままの露骨なマーケティングの
代表格です。

顧客の心の移ろいは早く、新しいものはあっという間に古くなります。
ショービジネスと同じで大半の人は一度訪問すれば満足してしまい、
最初に味わった感動は2度目にはほぼ無くなってしまいます。
「次は今です。今はあの時です。昨日は歴史です。」
という言葉の通り、非常にスピードの速いものなのです。

誇張、豊富、過剰などは極めて重要な要素ですが、それらは短命です。
常にエキサイトメント、エネルギー、エレクトロテイメントを注入
する必要があるのです。




【テクニック4】秘密:誘惑し追い掛けさせて売る

一冊の本をとことん理解することは非常に重要だと考えています。
自分の理解を深めると同時に、皆様にもお伝えしたいと思い、
数回に分けて本書をレビューしていきたいと思います。

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■テクニック4
 秘密:誘惑し追い掛けさせて売る
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ケンタッキーのフライドチキン!おいしいですね。
ケンタッキーのフライドチキンが他と違いおいしいと感じるのは、
当然味がおいしいという要素は大きいのですが、レシピが秘密に
なっていることも大きな要素となっています。


人はミステリアスなものを好みます。ミステリアスマーケティング
の本質的条件は秘密の上に成り立っていることです。
それは、陰謀
から不可解なもの、謎めいたもの、JFKの暗殺事件のようなゴシップ
ものが大好きな人間の心理によって裏付けられています。
また、数え切れないほどの「セックス」は売れるという事実も確認
しておくべきでしょう。
それほどまでに「秘密」は強力なのです。

型にはまった、長期にわたる互いの満足のいく顧客との一夫一婦制。
生涯顧客といった概念が如何にもろいかがお分かりいただけたかと
思います。両想いになんてなれません。如何に我々に惚れ込むように
誘惑するかが大切になってくるのです。



【テクニック3】増幅:ウワサになっていることをウワサにして売る

一冊の本をとことん理解することは非常に重要だと考えています。
自分の理解を深めると同時に、皆様にもお伝えしたいと思い、
数回に分けて本書をレビューしていきたいと思います。

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タイトル:ポストモダンマーケティング
著者: スティーブン・ブラウン, ルディー和子
タイトル: ポストモダン・マーケティング
     ―「顧客志向」は捨ててしまえ!
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■テクニック3
 増幅:ウワサになっていることをウワサにして売る
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現在の混沌とした状況において、その他大勢から目立つにはどうしたら
いいか?その答えは「人より大声を出す」。つまり、増幅することです。

よく言われる伝染(viral)やクチコミ(buzz)は人々にその商品やサービ
スについて大きな声で話させることを目的としています。ここで言う大き
な声というのは、リアルに声がでかい!ということではないんです。影響
力の大きさであり浸透力の大きさなのです。


増幅というのは、さらにその伝染やクチコミが発生していることをさらに
話題にするという考え方です。

この増幅が得意だと考えられるのはlivedoorの堀江社長でしょう。
球団買収や本の執筆、TVへの出演といった一連の活動は、ウワサを増幅
させると同時に、社内スタッフへのやる気を鼓舞することにも成功して
いると考えられます。

注目を集めるには乱暴で無法な行動を取るのが一番です。
「今度はちょっといきすぎだよね!?」って人々に会話をさせ、
「なんておぞましいことを!」と顔を覆わせるのです。
だけど、顧客は指の間からちゃんと見ています。
「スマート」であるより「クール」である方が、売れるというのが
事実なのです。